九州でカレーといえば、九州の陸の玄関口、福岡県北九州市門司の焼きカレーが有名です。
今では全国各地に広まっているこのメニューは、ここ門司が発祥です。
とろけるチーズや半熟の卵が載ったカレーはさらにまろやかさを増し、一層美味しさが引き立ちます。
辛さを和らがせるチーズ、女性に人気のチーズ、男性にとっても腹持ちがよくなるこのメニューは老若男女誰にでも受け入れられます。
50年以上も前からあったご当地メニューで、門司区内では現在でも30店舗以上の飲食店で提供されており、地元では観光客向けにマップも提供しているほどです。
また2011年よこすかカレーフェスティバルではグランプリも受賞しました。
現在、レトルト食品や冷凍食品になったものも提供されており、特に驚くべきは、通常の他地域のご当地ものは、地元食品メーカや中堅以下の食品メーカーが手掛けるものが圧倒的に多いのですが、このご当地ものは、名だたる大手食品メーカが3社も参入してい、るあるいはしていたということです。
いかに需要の高いメニューであるかがうかがえます。
地元ではご当地メニューでの観光の振興と地域活性化をめざし、門司港焼きカレー倶楽部が発足しており同倶楽部では、地元食品メーカやホテル監修のレトルト食品3種を公認しています。